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<突風>風速変化を連続観測 気象研などが初めて成功 4月8日2時32分配信 毎日新聞 拡大写真
突風で脱線転覆したJR羽越線の特急列車=山形県庄内町で2005年12月26日午前3時3分、長谷川直亮写す 突風の原因となる雲の渦の発生から消滅までの移動経路や大きさ、風速変化を連続して精密に観測することに、気象庁気象研究所などが山形県酒田市内で初めて成功した。隣接する同県庄内町では05年12月、突風でJR羽越線の特急列車が脱線転覆する事故が起きた。研究チームは雲が鉄道に向かうと予想される場合は列車を止める世界初のシステムを、2年後をめどに構築したいとしている。
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気象研究所は羽越線事故を受け、現場周辺で07年度から突風の観測に有効なドップラーレーダーや地上観測網を整備し、突風発生のメカニズムの解明に取り組んだ。
観測したのは、昨年12月2日未明に酒田市内で車庫のシャッターや倉庫のトタン屋根を飛ばす被害を出した突風。JR余目駅に設置されたドップラーレーダーのデータを解析した結果、突風が吹く前、日本海上にあった積乱雲の中で四つの雲の渦が次々と発生しているのがわかった。
そのうち二つの雲の渦が上陸し、一つは被害が起きた時間に現場を通過していた。雲の渦の寿命はいずれもわずか10〜30分程度で、渦の直径は最大約4キロに達した。被害があった場所では、上空約650メートルの地点で直径約300メートルの渦ができ、風速26メートルの強風が吹いていた。
同研究所の楠研一主任研究員は「ピンポイントで突風を発生させる雲の渦を検知することができた。検知能力を高めるとともに、上空と地表との風速の関係を調べたい」と話している。【石塚孝志】
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